中臈
中臈
ちゅうろう
臈とは出家後の年数で、僧の席次はその多少によって上下を分つ。
中臈というのは中位というほどの意。
日蓮聖人は入滅に先立つ一〇月八日本弟子六人を定めて滅後の法燈とした。
この六人は聖人滅後、直ちに老僧と呼ばれ他の諸師の頂上にあったが、しだいに他の諸師もその法臈・法勲・行学の上から順位階梯が論ぜられるようになった。
特に各門家がその本所を中心に教化を拡げ、各門家教団が成立すると自然に長老級と中臈級と若輩の順位が定められていった。
ここで中臈とは上足老僧の次に位する中堅の俊秀のことで、老僧の名に対し中老ともいう。
日蓮聖人自身は中老は選ばなかったが、後に中老の階級が成立するに至って聖人門下の中でも名の聞えた諸師を選んで中老とした。
しかしその選定は各門家によって一定していない。