納骨
納骨
のうこつ
遺骨を墓所や納骨堂に納めることをいう。
そして納骨は早ければ、火葬収骨の当日行われることもあり、おそくとも七七日忌までには済ますのが通例である。
納骨式の式次第の一例を挙げれば(一)勧請、(二)開経偈、(三)読経(自我偈)、(四)祖訓、(五)唱題、(六)回向、(七)四誓というところであろう。
なお、これとは別に「本山納骨」と呼ばれるものがあるが、これは本宗に於ては『千日尼御返事』に「阿仏上人は濁世の身を厭ひて仏になり給ひぬ。其子藤九郎守綱は此の跡をつぎて一向法華経の行者となりて、去年は七月二日、父の舎利を頸に懸け、一千里の山海を経て甲州波木井身延山に登て法華経の道場に此をおさめ、今年は又七月一日、身延山に登て慈父のはかを拝見す(略)」(定一七六五頁)と記されている例からもわかるように、遺骨を日蓮聖人のおそば近くに納めて供養することが古くから行われており、それが現代まで受け継がれている。
また納歯、納髪も遺骨を納めることに代わるものとして行われているものである。