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石原莞爾

いしわらかんじ #4245

石原莞爾

いしわらかんじ

(一八八九-一九四九)
山形県鶴岡市生れ。関東軍作戦主任参謀として満蒙領有計画を実行し満州成立を推進した軍人。
田中智学日蓮主義と国体観に感激して国柱会に入会。戦争は文明の母とする戦争発展論と末法において未曽有の大闘諍の起る後五百歳時に正法に基づく信仰統一が実現するという日蓮聖人教説とがあい通じる、と考えて日蓮主義信仰に入った。またこの教説をよりどころに「世界最終戦争論」を公表、「天皇賢王説」など日蓮聖人遺文の独自解釈によって、それを戦争肯定と体論に接木し、満蒙策や大東亜共栄圏を構想した。
昭和一二年(一九三七)、少将に進級、参謀本部第一部長になり、日中戦争不拡大方針を主張したが、関東軍参謀副長のより東条英と対立して陸軍中将で予備役に編入された。
昭和一四年に東亜連盟の活動を発足させ、東亜建設による日蓮主義に基づく世界統一論を鼓吹した。
昭和二四年、自ら組織した精華会が『日蓮入門』を編纂するに及び、立正安国の政治による世界の根本革新を内容とする「起草に関する愚見」を書き送った。
それから二ヵ月後の八月一五日、六〇歳の生涯を閉じた。
石原莞爾『世界最終戦争論』、中濃教篤「石原莞爾」『日本近代と日蓮主義』(『講座日蓮』四)、近江幸正「ファシズムと仏教」『戦時下の仏教』、『国史大辞典』一巻「石原莞爾」の項、西山茂『近現代の法華運動と在家団』(春秋社『シリーズ日蓮』四)

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