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皇軍慰問

こうぐんいもん #4205

皇軍慰問

こうぐんいもん

日蓮宗は明治二七年(一八九四)日清戦争が始まると、従軍僧を送って出征将兵の慰問に当らせたが、出征兵士慰問が本格化したのは日露戦争(明治三七-八年)のである。
明治三七年(一九〇四)五月一六日、超宗派の日本宗教大会が開かれ、各宗派こぞって出征家族の援護や従軍僧・軍隊布教師らを戦地に派遣して慰に当らせた。
日蓮宗宗務院内には臨時報国義会が設けられ、全国檀信徒によびかけて慰問品を送った。
下って昭和一二年(一九三七)蘆溝橋件が起り、全面的な日中戦争に突入すると、再び臨時報国義会が設置され、同年九月「立正報国運動」が起され「銃後報国」の立場から、皇軍慰問金募集托鉢が全国的に展開、従軍僧に加えて特派慰問使を派遣、更に将兵慰問用のパンフレットを発行した。
皇軍慰問の運動は第二次世界大戦末期まで何回となく行われ、更に軍器献納運動まで行って戦争の遂行に協カした。なお、これらの活動については戦後、批判・検証の論文、近現代史研究の諸論考があるが、さらに角を変えた研究・論考がまたれている。

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