妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

二界八番

にかいはちばん #403

二界八番

にかいはちばん

法華経の序品で、法華説法の座に聴衆として列座した三衆(声聞衆・菩薩衆・雑衆)の中の雑衆のこと。
二界とは三界の中の欲界(色欲・食欲・財欲などの欲望の強い有情の住する境界で、上は六欲天、中は人界の四大州、下は八大地獄までのところをいう)と色界(欲界の上に位し、欲界よりは貪欲は薄いが、なお色法すなわち物質・肉体に執着する世界をいう)をいい、八番とは欲界衆・色界衆・竜王衆・緊那羅(きんなら)王衆・乾闥婆(けんだつば)王衆・阿修羅(あしゆら)王衆・迦樓羅(かるら)王衆・人王衆をいう。
小乗大乗分別鈔』に「又二乗界仏にならずば、迦葉等を供養せし梵天・帝釈・四衆・八部・比丘・比丘尼等の二界八番の衆はいかんがあるべき」(定七七一頁)と述べ、『神国王御書』(定八九二頁)、『日女御前御返』(定一三七五頁)などに示されている。
《『遺文辞典』歴史篇「二界八番」の項》

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