妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

樋沢坊(山梨県南巨摩郡)

ひのさわぼう #3623

樋沢坊(山梨県南巨摩郡)

ひのさわぼう

山梨県南巨摩郡に所在。
身延山久遠寺の塔中ので、安立院と号す。
身延山は久遠寺を中心に現在三二の塔頭寺院で構成されており、久遠寺を本院、三二の寺院支院ともよんでいる。
伝承によれば六老僧日向が開創したもので、日蓮聖人の滅後に、師の遺骨に輪番給仕するために登山した日向が、自らの宿舎として建立したものという。
日向は弘安八年(一二八五)に身延山二世の法灯を継承した(『本化別頭仏祖統紀』)ので、日進(身延山三世)が樋沢に住した。
樋沢はもと山門の左、現在の清兮寺の地にあったが、慶応元年(一八六五)一二月に焼失し再建されなかったため、河原町(現在の深敬病院の地)にあった法雲と合併移転、明治二〇年(一八八七)三月再び焼失し、祖廟参道ぞいの玉泉と合併移転、昭和初年の祖廟整備運動により現在地に移転している。

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