ごうかんえんぎ #3614
ごうかんえんぎ
大乗の阿頼耶識縁起説等に対し、小乗の縁起説をさす。 『倶舎論』に「世の別は業に由って生ずる」とあり、我々の器世間・有情世間は、我々一人一人の善・悪の業(行為)を因として、招かれた果であるとする。 そして、この業は煩悩によって生起し、現実の生死の苦果をもたらす。 つまり惑・業・苦の三つが展転して、十二因縁のように生死輪廻するのである。 これを業によって感得する縁起説という。 《『遺文辞典』教学篇「業感」の項》
← 事典トップ