妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

敷紙

しきがみ #2350

敷紙

しきがみ

神女や病人等に敷かせる鬼子母神の神号または神咒等を書いた紙で敷符ともいう。
鬼子母神等の神号・あるいは神咒・経文・寄加持の歌・その他を書き寄加持及び四方詰祈祷等の折使用する。
また病床の下に敷く敷紙及び安産守の如き床の下に敷く守や初夢の宝船の絵等も敷守という。
敷紙に鬼子母神等の神号を書くのは寧上我頭上莫悩於法師の大悲代受苦誓願による。
また神咒については多義あるが、鬼神王の名とする一義による邪鬼の部類、主を敬いて敢て非をなさずまた一切の鬼魅を降状するの説によって咒を書く。
敷紙は敵に臨み陣を張るが如きもので病人の邪気や神女に移れる邪気を畏怖さすために用いるが、唯観流はこれを崇敬を失うとして用いなかった。
寄加持の折は神女の膝下に敷紙を敷かせ神女に託せる邪鬼を恐怖せしめ、また四方詰の祈祷の折は病人の頭・足・両脇の四方に験師を配し病人に敷紙を敷かせ天井に天符を張り上に諸天を勧請し下より病人の邪気を責めるために用いる。 この場合の敷紙を地詰という。
敷紙に類似した敷曼荼羅は主に密教で行う結縁灌頂の儀式の折、壇上に敷く曼荼羅をいう。

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