妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

邪気

じゃき #5004

邪気

じゃき

よこしまな心、正しからぬ心の意から転じて、人に取りついて病気を起し遂に死に至らしめるとされる死霊・生霊・怨霊の類をいう。
もののけといわれるのもこの類で、語源的に「モノ」は霊魂を意味し、「ケ」は病気の義で、病気を起させる怨霊をいう。 またの中にただよって災禍を起すの怪もこの類である。
『礼記』に「不 使 放心邪氣得 接焉」(放心、邪気をして接するを得ることはさせず)とあり、また『准南子』に「小人祈 邪気 」(小人物は邪気を祈る)、『史記』に「精神不 邪氣 」(精神は邪気を止めることができず)とある。 『太平記』に「俄かに邪気に侵され、身心脳乱して五体逼迫しければ」、『古今著聞集』に「先度、汝大般若の御読経つかうまつりしにありき。 はじめ歩みきたりつるものは邪気なり」等その用例である。
修法の上では生霊・死霊・野狐・疫神・呪咀を五段の邪気といい、これを消滅させることが修法の眼目とされている。

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