三種神
三種神
さんしゅじん
法性神・有覚神・邪横神の三をいう。
法性神とは理性法身の神をいう。
有覚神とは、また大悲覚霊神とも称し、仏・菩薩の大悲より衆生救済のため、本地をかくして、方便手段として煩悩濁世の塵に同じて衆生に縁を結び、仏法に引き入れるべく、権に神として化現する神をいう。
邪横神とは実迷悪霊神(実迷魂)ともいう。
『灌頂経』第七に「(略)凡夫の塚塔は善神の守護なくして諸々の山精雑魅鬼神常に附着し仮託して人に飲食を貪らしめ亦能く種々の変化を作して凡夫を恐怖せしむ(略)」とする。
即ち山精雑魅、鬼の類であって、これを恐れて神として祀るも、本来蛇鳥石木等の悪霊の祟りをなすもので、小利・小益を与えて大罰・大害を与える邪神である。
しかし法華経の不可思議な力によって、邪横神であっても、転我邪心して法華経守護の善神となることができる。