妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

三種の鬼魔

さんしゅのきま #208

三種の鬼魔

さんしゅのきま

鬼とは梵語の訶利(かり)の訳で、修羅界にあり、人界に闖入し来って常に飲食祭祀を希求して争乱し、魔は魔羅(マーラ)の略で能奪命と訳し、魔王魔軍波旬等があって社会を損傷し人身を悩害する。 魔・鬼の語のように人を苦しめる悪霊であるが各々百千万の眷属をもつという。
この鬼に三種があり、一は教を信じ、二は少しく信じ、三は極で全く不信の類である。 この三の不信極の鬼魔にはいかなる神の加持力も無効といわれる。
しかし余経は知らず、法華経には「若不順我咒悩乱説法者頭破作七分」とあり「魔及魔民皆護仏法」更に「仏魔一如十界皆成」とあるので、必ず破折帰順せしめ、仏法を守護する善鬼魔になしうるとして、古来修法の先師は果敢に法力を振るった。 三障四競い起るとも、畏れず退せず妙法広布に挺身された日蓮聖人の遺訓を厳守し、修法信力の亀鑑としたからである。
《『法華験家訓蒙』》

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