きみょう
サンスクリット語namasの訳。
南無とか曩謨(のうまく)などと音写する。
一般には帰依・敬礼の意で、自己のよるべとして心より従い、信じ敬まうことである。
日蓮聖人の『事理供養御書』には「帰命と申すは我が命を仏に奉ると申す事なり」(定一二六二頁)、また『南無御書』(定二五二九頁)には「帰命と申すは天台釈して云く、命を以て自ら帰す等云云。
命を法華経にまいらせて仏にはならせ給ふ」とある。
要するに本仏に絶対の信を奉り法華経ないし上行所伝の要法を受持することである。
《『遺文辞典』教学篇「帰命」の項、『日蓮辞典』「帰命」の項》