妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

妙福寺(千葉県南房総市)

みょうふくじ #1576

妙福寺(千葉県南房総市)

みょうふくじ

千葉県南房総市に所在。
成就山と号す。
和泉沢権頭太郎開基。
日蓮聖人を開山と仰ぐ。
聖人、建長五年(一二五三)四月二八日清澄寺において立教開宗の宣言をされたが、地頭、東条景信の怒にふれ清澄を追われた。
聖人小湊に帰り両親に別れを告げ、五月中旬鎌倉に赴かんとして便船を求められたが、風波激しく渡航絶えた。
この里の住人泉沢権頭太郎のに宿し、母そして次郎・三郎の弟たちと共に化を蒙る。
日和を待ち侘びた聖人は裏山に登り読経すればたちまちに風波おさまった。
里人この奇特を言伝えて地名を南無妙法谷と称した。
今略して南無谷という。
聖人は母の請いにより法号妙福を授与し、兄弟は母のために法華堂を建てた。
のち弘安二年(一二七九)聖人の命により伊予日頂の弟子松本房日念はこれを開堂して寺となした。
また読経せし山は法華寺として今に残る。

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