妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

大黒相承

だいこくそうじょう #1388

大黒相承

だいこくそうじょう

大黒天に関する秘伝を授受すること。
日蓮聖人の遺文に『大黒天神相伝肝文』(定二〇四一頁)、『大黒送状』(定二〇四三頁)、『大黒天神供養相承事』(定二〇四五頁)、『大黒天神御書』(定二一一五頁)等があり、その供養法についても「毎年十一月の子日正月の子の日讃歎供養し奉り給江」(『大黒送状』)とか、「六斎の甲子に供物調へ御祭祀有る可き者也」(『大黒天神供養相承事』)とあり、また『三宝寺録外御書目録』中には「八―大黒行水(富木殿・三月十三日)示云銭縄を以て湯を沸して奉入舛。
敢而不可他見可秘々々」(定二七八九頁)とあって、種々に別れているところから、修法相承でも門流により色々と相伝が複雑になった。
加行所第三行を大黒相承と称し、相承書の書写あるいは相伝があるが、指南書ではこれを肯定していない。
また「銭縄を以て湯を沸し、大黒天を升に入れて玉女神の方に向け、燥浴塵穢著新浄衣内外倶浄安処法座、又は天諸童子以為給仕と唱えて洗う」という法も、一門流の別相承に過ぎない。
遺文大黒相承には疑義が多くあり、滅後の各門流が民伝承を付加した相承が現在に至ったと見られる。

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