児玉花外
児玉花外
こだまかがい
(一八七四-一九四三)
京都生れ。
詩人。
社会主義詩人グループの代表的存在として『風月万象』『天風魔帆』等の詩集を刊行。
のち新聞記者・詩選者となり晩年は軍国調の詩を作った。
明治大学校歌の作詞者。
詩人としての活躍期であった明治時代に日蓮聖人を詠み「経巻と紅梅」を『中央仏教』誌上に掲載、「英雄僧日蓮、富士の白雪の中、快手、法華経一巻を埋め了らば、八朶の芙蓉更に開きて、光芒万里。
吾は淋しき思に想像の経巻を拡げ、落すインキも血の紅梅の花、全人類の自由平和を春鳥と共に歌ふ」と詩作した。
また、同じく『中央仏教』誌に長詩「春の雪の感激」を載せ、「時に経巻をはなれ巷に 寺院を出でて辻説法 迷をさまし慈悲を説けや 今日蓮の意気態度に 手を翻しては熱烈の 紅い雪起し世を蔽へや」と詠んだ。
《山上智泉『日本文学と法華経』》