会行事
会行事
えぎょうじ
法会の時、儀式次第、荘厳等の事を掌る役名である。
列座の僧俗の進退を指揮するので、法要式に精通した人を以て任ずることが肝要である。
なお、この役は必ずしも一名とは限らず、法会の規模によって数名の場合もあり得る。
会行事は法要の趣旨によって法要の種目を決定し、道場、日時、導師、大衆、衣帯法具、供具等を選び、法要の次第を定め差定を作る。
法要開始に当っては、維那(いな)・知堂によって御宝前の荘厳、道場の準備がなされ、集会所に導師を案内し、自身は大衆列座の中央下座に座して大衆の席次を定め、もし法要次第の変更、省略等があったらその旨を伝え、法要進行上の周到な注意をする。
昇堂に際しては大衆より先に堂の入口に着き、起立して大衆を迎える。
法要中は会場の適当な処をえらんで(導師・鏧座の見える位置がよい)平座し、過誤のないように不断に注視する。
法要終了後は堂の出口に起立して大衆を見送り、元の集会所にて一同に挨拶する。
また会奉行という名称を使っていることを見かけるが、本来の意味から言えば会奉行とは勅会、即ち天皇自らの発願によってつとめられる法会の際の会行事に限ってつかわれた役名であるから、一般の法要ではつかわない方がよろしい。
《『宗定日蓮宗法要式』》