ふもとぼう
山梨県身延町に所在。
身延山久遠寺の塔頭。
身延一二世日意を元祖とし、一三世日伝を開基とする。
開基の院号をもって宝聚院と号す。
日蓮聖人は身延での生活のおりおりに、しばしば西谷の御草庵から五〇丁の山坂を登り、現在奥の院のある身延山頂に立って遙かに東の方、故郷房州を拝し、父母・師への報恩の回向を捧げたという。
そのときの登り口がこの坊の建っているところであり、聖人の苦難の登山の跡が見失われてしまうのをおしんだのちの日意・日伝がこの地に坊を開き、奥之院の麓の坊としてこの名がつけられたという。