妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

覚林坊(山梨県南巨摩郡)

かくりんぼう #4729

覚林坊(山梨県南巨摩郡)

かくりんぼう

身延山東谷に所在す。
身延山支院(塔頭(たつちゆう)・子院)の一で行学院と称す。
身延山一一世行学院日朝が明応八年(一四九九)に退蔵して隠栖した旧地である。
日朝は寛正二年(一四六一)祖山に晋むや、本山諸堂を西谷の地から現在地に移転する大事業を完成して輪奐の美を整え、また身延山教学の興隆に尽瘁し、霊宝目録・祖山年中行事の制を定めるなど、身延山中興の師とされる。
日朝は晩年眼病に罹られて片隈沢(かたくまざわ)(東谷)の行学院に隠栖したが、明応九年六月二五日遷化。
今の覚林はその弟子日恒のとき房号をとって覚林房と称した。
山門の扁額「行学院」の文字は本阿弥光悦の筆と伝えられ、身延町文化財に指定されている。
境内に朝師堂・朝師廟堂あり、日朝本尊・重乾遠三師本尊を格護す。
《『本化別頭仏祖統紀』、久遠寺蔵『身延山坊跡録』、『身延山史』》

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