妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

菩提梯

ぼだいてい #4610

菩提梯

ぼだいてい

身延山三門をくぐり、日朝の手植えと伝えられる老杉並木の石畳の参道を一〇〇メートルほど進むとある高い石段。
高さ五八、階段数二八七。
菩提梯とは悟りに至る階段の意。
南無妙法蓮華経の七字を表す七つに区分され、途中六ヵ所の休息地が設けられている。
身延二六世日暹代の寛永九年(一六三二)工に着手し、三〇世日通代に完成。
佐渡の船頭仁蔵が身延登山の折、本堂前の急坂を見て発願し、日蓮聖人の御前へ参籠して「石段を作る金を授け給え」と祈願した。
その後佐渡近海を航海していると、山の上に何か光るものが見えたので不思議に思い登ってみると、おびただしい金であった。
喜んだ仁蔵はこの巨万の金を持って身延山へ登り「石一つ運んだ者には銭百文を与える」と近在の村々へ布告した。
日ならずして石材・人足が集まり菩提梯が出来上ったと伝えている。

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