妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

羅刹天

らせつてん #4489

羅刹天

らせつてん

rākṣasaの音写。
羅刹主または涅哩底鬼王とも称し、十二の一つとして西南方の守護神で諸羅刹の王である。
羅刹は梵名にして羅刹娑・羅叉娑・涅哩底と言い、可畏・速疾鬼・食人鬼・護者などと訳し破壊・滅亡をつかさどり速疾・大力で人を魅惑し食する鬼である。
また地獄の獄卒を指す場合もある。
十羅刹女は法華経陀羅尼品に説く守護神で藍娑・毘藍婆・曲歯・華歯・黒歯・多髪・無厭足・持瓔珞・皐諦・奪一切衆生精気をいう。
ちこの天は諸羅刹の王にして悪鬼の総名で、暴悪可畏を本誓として守護神となる。
またその形像は、赤肉色にして目を怒らし、白獅子に乗り身に甲冑をつけ、右の手に刀を立てて持ち、左手の大指にて中小二指を押えて刀とするものが通例で、同形にて筵に座っている姿もある。
《『遺文辞典』歴史篇「羅刹」の項》

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