むしょうぼうにん
無生忍ともいう。
サンスクリット語autpattika-dharma-ksāntiの意訳。
無生とは不生不滅の真理、忍とは認可、認知の意。
つまり一切のものが不生不滅であることを認めること。
即ち菩薩の証りの初めであり、経論により配位は種々であるが円教では得無生法忍を十住に入る位とする。
法華経分別品に「六百八十万億那由陀恒河沙衆生得無生法忍」とある。
『法華文句』分別品釈に詳しい。
《『遺文辞典』教学篇「無生法忍」「無生忍」の項、『天台学辞典』『岩波仏教辞典』「無生法忍」の項》