法華霊場記
法華霊場記
ほっけれいじょうき
六巻、冠部一巻一〇冊。
『山城法華霊場記』・『新編法華霊場記』とも称し、著者は豊臣義俊。
本書は明徳(一三九〇-九四)・応仁(一四六七-六九)の兵乱、天文(一五三二-五五)の回禄などののち、新たに復興された京都日蓮宗寺院の霊場としての由来や経過を正しく伝えることを目的に、天和元年(一六八一)から貞享二年(一六八五)にかけて編まれたもので、貞享三年木版本として出版された。
内容は巻第一(三冊)―本國寺、巻第二(一冊)―妙顕寺、巻第三(一冊)―妙覚寺・立本寺・本隆寺、巻第四(一冊)―妙満寺・妙泉寺・寂光寺・要法寺、巻第五(一冊)―本法寺・頂妙寺、巻第六(一冊)―本満寺・本禅寺・妙伝寺の一四ヵ寺の由緒・縁起などを載せ、別に冠部(一巻二冊)として「宗門日用之事」を記したものを付す。
『日全』の「日蓮上人伝記集」には冠部の一部が活字として収められている。