妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

椎地四郎

しいじしろう #3607

椎地四郎

しいじしろう

日蓮聖人の直檀の一人で、鎌倉在住の武士であったとされる。
日興の『宗祖御遷化記録』によれば「次御腹巻椎地四郎」とあり、同筆の『御遺物配分事』では「二貫文椎地四郎」とされており、聖人の晩年に近侍した人ではないかと考えられる。
また四条氏・富木氏と近い柄であったとされ、『椎地四郎殿御書』では「四条金吾殿に見参候はば能能語り給候へ」(定二二八頁)、『四条金吾許御文』では「しゐぢ(椎地)の四郎がかたり申し候御前の御法門、うけ給はり候こそよにすずしく覚え候へ」(定一八二一頁)とされ、『富城入道殿御返』には「又必ずしいぢ(椎地)の四郎がは承はり候畢んぬ」(定一八八八頁)と記されている。
ただし『御書鈔』『本化別頭仏祖統紀』等では四条氏の若党であるとしている。
なお椎地氏あての御消息は前記遺文一書のみで真筆はなく行学院日朝の写本が存在する。
《『遺文辞典』歴史篇「椎地四郎」の項、『昭和新修』別巻「椎地四郎」の項》

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