日金(什門六老)
日金(什門六老)
にちきん
(-一四一六)
「にちごん」とも。
出生年月日、出生地不詳。奥州羽黒山に登り、日什の門に入る。
天授六年(一三八〇)師日什と共に千葉県下総真間の弘法寺において本化の門に帰す。爾来什師の志業を輔ける所多い。
出羽阿闍梨と称せられ什門六老の(日仁・日金・日妙・日穆・日全・日義)一に数えられる(別に会津六老僧ともいう)。
日什滅後元中九年(一三九二)自ら東北弘通の任に当り、出羽顕本寺を創立、日仁に代り会津妙法寺三世の法燈を継ぎ、応永二三年正月一二日遷化する。
著書には『日金記』がある。その中の二篇『日什門徒建立由緒』、『日什聖人御由来事』の筆者宗尊は日金の弟子であるが、その著の中に「日金伝」「仰伝」と標して、師日金より教えられた記述を見るとき、日金はかなりの学僧であった事が想像される。
《『宗全』五巻 、『日本仏教人名辞典』「日金(にちきん)」の項》