妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

日盛の草

ひざかりのくさ #2837

日盛の草

ひざかりのくさ

尾崎紅葉(一八六七-一九〇三)の書いた紀行文。
随筆『煙霞療養』所収。
佐渡旅行について記し日蓮聖人の霊跡にふれている。
「中興といふ村に本西蓮寺(東照山)を訪ひて、本尊たる日蓮上人真筆日本三枚継三幅一対の曼荼羅一軸を拝し、程近き藤津村に御井戸と云ふは、其水を硯に一念三千の妙用を籠め、六根清浄の筆を点じて、右の曼荼羅を書かれしと伝ふる者なれば、行って尋ね」、更に松栄山実相寺にて「日蓮袈裟懸の松」をながめ、妙照寺より祖師が朝々来りてを拝した往を思いおこし、「松は朽ちて御涼しさの遺る哉」とよんだ。
《山上智泉(丶泉)『日本文学と法華経』》

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