日女(日女御前)
日女(日女御前)
にちにょ
(生没年未詳)
日女尼(あま)(阿摩)といい、日蓮聖人の女性信徒の一人。
聖人よりの書簡が二通(『日女御前御返事』『品々供養事』)残るが、身元は確かでない。
一説に下総国(千葉県)平賀忠晴の娘で日像の姉、檀越池上大夫志宗仲の女房と伝えられ、また同松野後家尼の娘という説もある。
手紙より相当の地位にあったことがうかがえる。
書簡『日女御前御返事』は本尊の相貌と信行安心の旨を説くことより古来重要視されてきた御著。
なお日耀著『録外孝文』巻八に「武州日女。供之復書也。日女一日如と作す。又妙と作す。或は池上宗仲の妻と為す」とある。
《『遺文辞典』歴史篇「日女御前」の項、『日蓮辞典』『昭和新修』別巻「日女御前」の項》