妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

持国院流

じこくいんりゅう #2265

持国院流

じこくいんりゅう

院流ともいい、もと近畿中地方に起り一部東京方面にも流布し『本化祈祷正伝』なる書物を刊行した本宗祈祷者の一派をいう。
法華験家訓蒙』によれば、この一派の説くところは仏家の祈祷は清浄なるべきが故に喪家、産家に入って加持するのは罪禍重く能所共に獄報を免がれることができないとの主張であるが『訓蒙』はこれは大なる誤りであると述べている。
『一字頂輪王経』に「此のを持せん者は亦死喪の。 初産の、不浄人のに向う可からず」と説かれているが、法華経の教では浄穢不二であり、無相の妙理に達せしめる慈悲の妙談であるから、浄不浄を撰ぶべきでない。 聖人が萱堂の殯處において蘇生の祈願をした先例もあるから、持国院流の説は根拠のない邪義で、本宗の祈祷者はこれに惑わされてはならないと説いている。

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