妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

まじない #1066

まじない

「しゅ」「じゅ」ともよむ。
神秘的な力によって何らかの目的を達成させようとする行為、及びそれに伴う形態をいう。
しかし「まじない」という言葉は、気休め的「おまじない」から、民俗的・俗信的なもの、英語でいうマジック(magic)に当る術・法まで、その内容は幅広く、多様であり、これらのに区別はつけがたい。
また加持祈祷と同じような意味で用いられることもあり、典中の「咒文」をまじない言葉とみる場合もある。
なお「」と「咒」という字を区別して、マジックの意味では「」を用い、「ジュ」と発音し、以下に述べる意味では「咒」を用い、原則として「シュ」と発音する(福井康順博士の説)。
咒には三つの意味がある。
一は梵語のマントラ(mantra)の意味で、真言、密咒と訳される。
二はダラニ(dhāraṇī)の意味で、総持総持咒と訳される。
三はヴイドヤー(vidyā)の意味で、明、術、明咒と訳される。
また咒に三つの咒があり、一は治病の咒、二は滅の咒、三は護法の咒で二または三相通ずることもある。
『法華経』の陀羅尼咒は護法を主とする。
《『法華験家訓蒙、『遺文辞典』歴史篇「(まじなう)」・学篇「じゅ」の項

← 事典トップ