そくさいえんめい
災難を止め、命を延ばすこと。
『七倶胝仏母所説准提陀羅尼経』には、息災について「罪を滅し障を転じ、災害を除かんことを求め、鬼魅疾病、囚閉枷鎖、疫病困難、水旱調わず、虫苗稼を損じ、五星本命を陵逼するも悉く皆除滅し、煩悩を解脱する」とある。
また実慧の『護摩法略抄』には、滅罪息災、滅苦息災、除難息災、悉地息災の四種の別を挙げている。
延命については『一切如来金剛寿命陀羅尼経』に「過現のあらゆる悪業因縁短命夭寿(略)信心清浄にして業障消滅し、更に寿命を増さん」とある。
《『遺文辞典』教学篇「息災延命」の項、『岩波仏教辞典』「息災延命」の項》