妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

小山茗話

しょうざんめいわ #1874

小山茗話

しょうざんめいわ

四巻五冊。 道樹院日幹(一七一五-六九)著。 著者は飯高檀林一三二世化主、下谷宗延寺二〇世。 写本を立正大学図書館に蔵す。
日幹の見聞・感想・書籍の紹介・批評などの手記。
書名は、晩年日幹が住持した小山長久寺の地名からなったもの。
著述年代は不明であるが、内容から宝暦三年(一七五三)頃から同一三年頃と考えられる。
内容は極めて広範囲で、あらゆる項に及ぶが、体系化されたものではない。 例えば二乗作仏念仏無間、不立文字などの項目をかかげては、多くの書籍を引用しつつ、自身の見解を示し、また書はもとより儒書、歴史書等を取上げてはその内容を紹介し、かつ批評をするなど、著者日幹の学問の広さをうかがうことができる。
更に安院日講、僧那院日豊、舜統院真迢などの伝記、日審、日脱、日潮ら諸師の紹介、檀林における教科・学問の動向・諸寺院の動きといった記述は近世日蓮団史研究の上に、貴重な史料を提供する。

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