日幹(道樹院)
日幹(道樹院)
にちかん
(一七一五-六九)
字は要敬、号は道樹院。
飯高檀林一三二世化主、下谷宗延寺二〇世。
小田原藩士西松琥翁を父とし、麻布に生る。
身延山三四世見竜院日裕に師事。日裕示寂後は、飯高檀林の学僧で、三大部の達人といわれた法兄の誠峰院日竟に師事する。
飯高檀林に学び、京都鷹ヶ峰檀林一〇八世化主、飯高檀林一三二世を経て、下谷宗延寺二〇世となる。
後、三田小山長久寺に隠棲し、明和六年(一七六九)三月二六日、五五歳を以て示寂。
小山長久寺の地名からなる手記『小山茗話』は、日幹の史実に通じその学問の広さをうかがうもので、近世日蓮教団史研究にも貴重な資料を提供する。
他に、『先師伝』『六老僧伝』『観如透師行業記』等の史伝資料、真宗教義の法無権実、権実在機の説を破した『続種論』『獅子吼論』『衛生論』等の権実論の著書がある。