みょうほんじ
千葉県安房郡に所在。
中谷山と号す。「保田妙本寺」や「吉浜妙本寺」の通称で知られる。日蓮正宗を経て、現在は単立。
富士門流の寺院で康永の頃(一三四二-四四)、吉浜の地頭笹生重信の帰依を受けた日郷が、その外護によって建立した。
この後、名僧が相次いで輩出し、日蓮宗興門派の一本寺として繁栄した。
特に足利尊氏から寺領五〇石を与えられ、また戦国時代には里見氏から同じく五〇石を寄進され、江戸幕府も御朱印地五〇石を付している。
妙本寺には古文書が多く伝わり、特に日蓮聖人の御真筆の「万年救護大曼荼羅」は有名である。
《『日興門流上代事典』「妙本寺(保田)」の項》