四生六道
四生六道
ししょうろくどう
迷いの世界にあるあらゆる生きものを、生れ方によって四つに分類している。
六道四生とも。
四生とは(1)卵生=卵から生まれるもの。
鳥など。
(2)胎生=母胎から生まれる者。
人間や獣など。
(3)湿生=湿気の中から生まれるもの。
ぼうふらや虫など。
(4)化生=過去の業力によってつくり出された存在。
よりどころなしに忽然と生まれたもの。
天人や地獄の衆生など。
六道は地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六界のことをいう。特にこの四生六道という語を用いるのは施餓鬼供養に際してのことで、施餓鬼法要には「四生六道法界万霊」としたためた位牌を施餓鬼壇上に安置し、諸の施物を供えて供養するのである。
《『遺文辞典』教学篇「四生」「六道」・歴史篇「六道」の項、『岩波仏教辞典』「四生」「六道」の項》