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いろは日蓮記

いろはにちれんき #0

いろは日蓮記

いろはにちれんき

浄瑠璃。
並木宗輔(一六九五-一七五一)の作で、先行の近松門左衛門作の『日蓮上人記』を添削した作品と伝えられているが、『日蓮上人記』の正本が伝存していないので、両者の関係については未詳である。
小松原と竜口法難、七里姫の恋慕、更に謡曲鵜飼』の伝説に基づいた「鵜飼勘作内の段」が仕組まれている。
古浄瑠璃代の単純な信仰本位のものから脱して、法力の霊験を劇的に展開していこうとする趣向がみられ、以後の日蓮記物の原拠となった作品といえよう。
延享四年(一七四七)一〇月に江戸の豊竹肥前座で上演され、次いで二年後の寛延二年(一七四九)に外題を代えて江戸の肥前座で『日蓮記児硯(ちごすずり)』として上演された。

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