七難九厄
七難九厄
しちなんくやく
七と九の年まわりでは、男女ともに災厄がありがちだという俗信。
ある特定の年齢を、災厄の多い年として忌みつつしむ厄年の考え方には、時代、地方によって違いがある。
七難九厄もそのうちの一つであって、これは七歳に九を加えて一六歳、以下順次九を加えて、二五歳、三四歳、四三歳、五二歳、六一歳のことをいい、六一歳を「本卦かえり」という。
一般には男は二五歳、四二歳、女は一九歳、三三歳を大厄としているが、昔は三七歳を大厄とみていた。
日蓮聖人は四条金吾の夫人、日眼女が三七歳の厄年の除厄を祈念して、釈迦像を造立し供養されたことへの返事で、「今の日眼女は三十七のやくと云々。
(略)一切の女人釈迦仏を造り奉れば、現在には日々月々の大小の難を払ひ、後生には必ず仏になるべし(略)」(定一六二三-四頁)と現世の厄年の災難は、強盛な信仰によって払えるのみならず、後生までも救われると述べいる。
《『修験故事便覧』》