妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

厄年

やくどし #998

厄年

やくどし

人の一生のうち、災難に遭うおそれが多いので慎まねばならないとする年。
男は二五、四二、六一歳、女は一九、三三、三七、六一をいう。
特に四二、三三を大厄といい、その前後の年を前厄、後厄といい、三年恐れ慎しむ風習がある。
「今の日眼女は三十七のやくと云々。やくと申すは譬へばさい(采)にはかど、ます(升)にはすみ、人にはつぎふし(関節)、方には四維(よすみ)の如し。風は方よりふけばよはく、角より吹けばつよし。病は肉より起れば治しやすし、節より起れば治しがたし。(略)やくと申すはふしぶしの如し。(略)ふしの病をかねて治すれば命ながし」(『日眼女釈迦仏供養事』定一六二三-四頁)と、日蓮聖人が日眼女に示された御文があり、更に法華経を信仰すれば、七難即滅七福生で、「三十三の厄は転じて三十三のさいはひとならせ給うべし」(定八五八頁)とも説かれている。
現今、日蓮宗で行う「厄払い」の修法祈祷はすべてこの意に基づいて行うのである。
厄払いの作法には門流、地方により様々の別がある。
《『遺文辞典』歴史篇「厄の年」「厄」の項、『国史大辞典』一四巻「厄年」の項》

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