勧進
勧進
かんじん
勧化(かんげ)・勧募(かんぼ)などともいう。
寺院の堂塔を建造・修築したり、仏像などを造立するに当って、広く金品を募り、結縁をすすめること。
日蓮宗では早くからこれを行い、未信者から金品を受けることの可否、つまり不受不施の問題が起っている。
江戸時代になると勧進は最盛期を迎え、さまざまな形の方法がとられた。
勧進相撲・勧進芝居などは特に有名で、開帳も勧進の一形式と考えられる。
大寺院に所属する下級僧侶が勧進に果した役割は大きく、彼らが持ちまわった勧進帳や、寺側の台帳などが、現在も数多く残っている。
今日では勧進の対象は主に檀信徒で、寺の総代や世話人がこの役割をになっている。
《『遺文辞典』歴史篇「勧進」の項、『岩波仏教辞典』『国史大辞典』三巻「勧進」の項》