首題五字
首題五字
しゅだいごじ
首題とは経典や論書・釈書の始めに掲げられた題名の意で、例えば「大方広仏華厳経」とか「妙法蓮華経」「般若心経」ということをさし、題目ともいう。
首題五字とは「妙法蓮華経」の五字をいう。
つまり『法華経』の題目であって、聖人は「法華経の題目は八万聖教の肝心一切諸仏の眼目なり」(定三九二頁)と重視され、この五字に聖人は法華信仰を統一されたのである。
首題五字の用例は、聖人の遺文中『聖愚問答鈔』に「首題は狭く八軸は広し」(定三八六頁)、『日女御前御返事』に「首題の五字は中央にかかり」(定一三七五頁)等が見られるが、首題の五字より題目の五字の用語が多い。
聖人滅後の教学者では江戸末期の優陀那日輝が「首題」の語を多く用い、その著書に『首題功徳章』『首題略弁』『首題要義』等がある。