しょうごえん
文化文政時代の持戒清浄の修道者本妙日臨律師(一七九三-一八二三)が身延に開いた道場。
日臨は飯高檀林に学んだが、その台学偏重の教えに疑問を懐き、綱要日導の思想と草山元政の生き方を慕い、身延、深草で行学二道の厳しい実践生活に入った。
文政三年(一八二〇)二八歳の時、弟子数人を率いて身延波木井山中に庵を結び、四月八日、立像の釈尊を安置開眼して寿量品の「心遂醒悟(しんずいしようご)」から「醒悟園」と名づけた。
後に人は「本妙庵」とよんでいる。
ここで日臨は宗義の研讚と唱題実践に励み、子弟教育に心血を注いだ。
この醒悟園から幕末の宗学大成者優陀那日輝が出ている。