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身延参詣記

みのぶさんけいき #4871

身延参詣記

みのぶさんけいき

ジャーナリスト・歴史の徳富蘇峰(一八六三-一九五七)の書いた紀行文。
昭和三年(一九二八)六月三-四日にかけて身延山七面山に参詣した折の作品。
『人界と自然界』(民友社刊)に所収。
身延山にある清兮寺(せいけいじ)にて開帳し、杉田日布法主と会い「身延文庫の珍籍」を観覧、草庵跡などを巡った後七面山に登った様子を記している。
身延文庫」の閲覧は、大正一○年(一九二一)に参詣した時に果せなかったため、今回の身延参詣に当って第一の目的としたものであった。
身延は実に霊山である。今では余りに民衆的の参詣者雑沓するが為に、通俗化してゐるが、日蓮上人の当時に於いては〈此処は人倫を離れたる山中也、東西南北をさつて里も遠し。(略)かかる不思議なる法華経の行者の住処なれば、争か霊山浄土にをとるべき〉との言の、正しく其通りである可かりしこと、首肯せられた」との記述がみられる。

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