妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

赤沢

あかさわ #4857

赤沢

あかさわ

山梨県南巨摩郡早川町。
七面山東麓の山間の集落で、七面山信仰と深い関係をもっている。 七面山信仰が盛んになり、登詣者が多くなってきた頃、山の所有について久遠寺と西麓の雨畑(早川町)とのに問題が起り、公訴となった。 七面山は赤沢・雨畑両地に跨がるも、神は日蓮聖人に帰依したのであるから、山上方八町歩は神地として身延山久遠寺が所有するとの裁判によって、ことは落着し、以来、七面山は久遠寺が所有することとなった。
身延から七面山に登る山越し路の中途に位置するため、その要衝として七面信仰の発展と共に栄えてきたが、交通事情の発達により、七面山麓まで車出入するようになりさびれた。 また七面山上での必要物資の運搬も、大部分が集落の人達の人力によってまかなわれ、それがここの生活源にもなっていたが、近は背負う人もなく、運搬は動力化した。
なお、七面山上が久遠寺の所有に帰したのは、慶安四年(一六五一)の頃、身延山二七世日境の時といわれる。(『身延山史』一三五頁)

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