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一念信解

いちねんしんげ #48

一念信解

いちねんしんげ

法華経分別品に法華経修行者の位に現在の四信と滅後の五品とを説き、その現在の四信の第一をいい、初信とも名づける。
聖人はこの一念信解を法華経の名前だけを聞いて信心を起した程度の無解有信の名字即の位と規定し、末代法華行者の信行のあり方について「檀戒等の五度を制止して一向に南無妙法蓮華経と称せしむるを一念信解初随喜の気分となすなり」(定一二九六頁)と示する。 ち、末代初心の行者は題目を受持する以外に道はないとし、これを一念信解・初随喜の気分とされた。 それは経文によれば、初心の行者には律と禅定の二学が制止せられ慧学だけに限られるが、その智慧も及ばぬ者には信をもって智慧に代えねばならぬからである。
《渡辺宝陽「聖人の信行論と勧奨」『日蓮宗信行論の研究』、『遺文辞典』教学篇「一念信解」の項、『日蓮辞典』「一念信解」の項》

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