だんしょ
諸門流の本寺ならびに諸大寺に設置され、門流所属学徒を教育した機関をいう。
中世後期までは学室・学問所などとも呼ばれ、近世に入ると檀林として門流の枠を超えて多くの学徒が集った。
関東方面では早く、鎌倉末期に日興が重須談所を開き、南北朝時代には日叡が身延談所を、室町時代には日願が平賀談所を開き、また、日澄は鎌倉妙法寺に学室を設け法華経を講じた。
同じ頃、関西でも日隆が尼崎に、日慶が妙蓮寺に学室を設けて門下の教育を行った。
このように諸門流の諸寺に開設された談所・学室では、盛んに講経、日蓮聖人遺文の研鑽がなされ、各諸大寺には学頭または講経の講師が置かれた。