炮烙呪灸
炮烙呪灸
ほうろくまじないきゅう
炮烙灸ともいう。
夏の土用丑の日に行われる修法行事で、頭痛封じの呪とされている。
『種種御振舞御書』(定九八五頁)に「人の頭に七滴あり。七鬼神ありて一滴食へば頭をいたむ。三滴食へば寿絶んとす。七滴皆食へば死するなり」とあり、また『法華験家訓蒙』には『普賢陀羅尼経』に頭痛に五鬼ありとしてその鬼の名が挙げてある如く、頭痛は悪鬼の障りによって起ると信じられていた時代から、その障りを除いて頭痛をなおす呪として始められて、現在も行われている行事である。
その法は頭上に炮烙をかぶせ艾(もぐさ)を載せ、艾に火を点けて頭頂礼敬の文、若持法華経の文を幾度も唱え、読経修法を行い、頭痛除の御守を授与する。