ほっけしゅうかんじょう
一巻。
仏性院日奥(一五六五-一六三〇)が文禄四年(一五九五)九月に述作。
当時法華宗は大仏千僧供養会への出不をめぐり騒然となっており、出仕を主張する本満寺日重らに対して日奥は本国(圀)寺日禛と共に不出仕を主張した。
時に日奥は断罪を覚悟の上で、秀吉に法華宗の宗旨制法を上申せんとして著したのが『法華宗諫状』である。
諫状の趣旨は沙門として国恩を謝するには仏恩を報じなくてはならない、然るに仏恩を報じる枢要は法華経を弘通するのが第一であるというものである。
なお本書は『万代亀鏡録』上巻に収録されている。