妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

日忠(常住院)

にっちゅう #2644

日忠(常住院)

にっちゅう

(一四三八-一五〇三)
十乗房のち常住院と号す。
今出川菊亭の出身といわれ、俗兄の智本日学と共に三井園城寺に入り、学頭まで晋んだ。
日学が日隆の化を受けてその門に入ると、日忠も妙蓮寺に入り仏性院日慶を師とした。
文明五年(一四七三)日慶に抜擢されて、妙蓮寺道輪学室の創設と同時にその学頭となった。
一永享元年(一四二九)以来続いていた日隆門下との義絶を憂い、日学の提議を容れて、その和融に奔走した。
文明一五年「妙蓮寺内證相承血脈次第」を作成し日存、日道、日隆を妙蓮寺の歴代に加えて、両門は和睦を遂げた。
また日忠は本隆寺日真との道交が深く、保田の日要とも関係があった。
文亀三年、六六歳で寂した。
日忠は門下の育に献身し、その学は日隆・日慶二師の学を組織大成するものであるといわれる。
著書に『観心本尊抄見聞』『法華直談抄』等一一部を数える。
《『日本仏人名辞典』「日忠」の項》

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