日什門徒等可存知事
日什門徒等可存知事
にちじゅうもんととうぞんちすべきこと
一篇、顕本法華宗の開祖日什(一三一四-九二)嘉慶二年(一三八八)八月二五日記す。
二項目の内容にて、一つは本立山玄妙寺を日什門徒の本寺とし、開山を日什、第一の貫主を日妙とし、代々の貫主は門徒の師檀の話し合いにて定める事とあり。
二つには本派は日蓮聖人の門弟六門跡(六老僧の門跡)天目らの門派が聖人の化儀に背いているが故によらず、日什は仰せを聖人に帰しているものである。
この旨を心得ること、また下総真間に残した日什の『真間帰伏状』『真間起請文』(『宗全』第五巻)は、真間の法門並びに法軌が大聖人の御義に背いているので、この文は捨てるところなりとあり、最後に日什の門弟はこの旨を守る事と記し、後日のために文にして残したとある。
かくの如く日什門徒のために、門徒の心得として重要事項を置文したものである。
正本は京都寂光寺に在る。
《『宗全』五巻》