妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

三諫

さんかん #233

三諫

さんかん

法華経における釈尊の実語を信奉するように諫めさとすことにならい、日蓮聖人が鎌倉幕府に対して行った三度の諫暁のこと。
『撰抄』に「余に三のかうみやう(高名)あり」(定一〇五三頁)、『種種御振舞御書』に「三度をいさめんにもちゐずばをさるべし」(定九八二頁)とある。
諫暁とは、文応元年(一二六〇)七月一六日に『立正安国論』を北条時頼に上呈した時、宿谷最信へ諫暁したのを最初とし、文永八年(一二七一)九月一二日逮捕された時、侍所所司平頼綱への諫暁、佐渡流罪を赦免され、鎌倉到着直後の文永一一年(一二七四)四月八日、同じく平頼綱へ行った三度の諫暁をいう(定一〇五三頁)。
このような三諫暁という行動は『礼記』の「三たび諫めて聴かれずんば、則ちこれを逝る」の文意に基づくものとされ、聖人の行動基盤に儒思想があったことが指摘されている。

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