かいし
本来は、戒法を授ける師の意で、戒和尚(かいわじよう)、授戒師、伝戒師ともいう。
小乗仏教においては、此丘の二百五十戒というように厳重な戒律があって、これをよくたもつ僧を戒師として授戒会が行われるといい、大乗仏教においても、菩薩戒の作法について記されている『受菩薩戒儀』によれば、釈尊以来の戒法を伝承し来った師を戒師として授戒をおこなうべきことが記されている。
そして、現在では、このような本来の意味から派生して、得度式、結婚式などの式長のことも、戒師と呼ぶようになっている。
《『遺文辞典』歴史篇「戒師」の項》