常照寺(京都府福知山市)
常照寺(京都府福知山市)
じょうしょうじ
丹波国(京都府)福知山に所在、古くは真言宗であったが現在は日蓮宗。開山は九老僧の一人大善阿闍梨日範。開基檀越は小室平左衛門重信。
日範は山陰地方伝道弘通のおり、暦応三年(一三四〇)四月真言宗蓮華院金胎寺の寺主昭円と問答し開悟得道させ、小室氏の外護により改宗せしめて宝珠山常栄寺と号した。当時京都本国寺末、中本寺格であった。
初め荒河山に建てられていたが、しばしば兵火、水害などに遭って寺号を有するのみの時もあった。この惨状を福知山城主に請願し、城主聴許して、享保五年(一七二〇)領地を賜わり現在地へ移る。宝暦八年(一七五八)堂宇焼失。文政四年(一八二一)堂宇再興して現在に至る。当山は山陰身延と称され、昭和四八年(一九七三)一二月宗門史跡となる。